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稲田嵯裕里

自己紹介

 

洋画好きの祖母、母、叔母に囲まれて育ち、徒歩圏内に映画館が8軒という恵まれた環境で、洋画は生活の一部でした。自分の意思で映画館に通い始めたのは中学時代、禁断の香りのフランス映画にハマりました。大学卒業後、海外書籍の輸入会社でファッション誌のコラム翻訳担当。コラム翻訳を続けながら、ファッション・カメラマンのマネージャーに転職。映像翻訳学校に半年間だけ入学し、1秒4文字ルールとハコ書きを習いました。その後、レンタルビデオの黎明期に、映像制作会社で、諸先輩の手書きの字幕原稿をチェックさせて頂くという名誉なバイトを2〜3年続け、幸運にも「ブロブ――宇宙からの不明物体」(現ソニー・ピクチャーズエンタテインメント配給)で劇場デビュー。バイト時代は1日2〜3本、休日もなく、ほぼ毎日、A級からZ級の映画をチェック、つまり人生で最も数多くの映画を観た幸せな数年でした。

 
しかし、幸運はいつまでも続かず、6年前に自分の運転する車で正面衝突。車はアコーディオンのように折り畳まれ、全損大破したのに、私は外傷も骨折もなく、診断上は全治3週間ムチ打ちのみ。1年半後に脳脊髄液減少症が見つかり、処置をしたのですが、病名が分かるまで大変でした。脳が正常に機能していなかったので、翻訳に数倍の時間がかかり、納得いく台詞が書けずに焦りまくり。もはやこれまでかと廃業が頭をかすめました。

 

今はすっかり回復して(と、信じています!)、以前より、素直に映画と向き合えるようになりました。現実では、映画よりも映画のようなことが起きていますが、劇場の椅子に座って、別の世界に飛ぶことが大好きです。人生の幅を広げ、人間性の幅を広げ、映画字幕の幅を広げられたらと願います。

 

基本は映像の邪魔にならない、簡潔な字幕ですが、泣かせるより笑わせるほうが難しく、直訳しても面白くないコメディーには苦労します。(でもZ級のコメディーは大大好物!)言葉は、時代、年齢、性格で変わるので、今は高校生の娘とその友人の会話が面白く、私の字幕の強みになっていると思います。
 

最近面白かった映画は「ル・アーブルの靴磨き」
自分の作品はどれも愛着がありますが、アニメは子育てしながら翻訳したので特に感慨深いです。

代表作

 

「ファインディング・ニモ」FINDING NEMO

公開年  2003年
製作国  アメリカ
監督  アンドリュー・スタントン
配給  ブエナビスタ

 

「ライラの冒険 黄金の羅針盤」 THE GOLDEN COMPASS

公開年  2008年
製作国  アメリカ
監督  クリス・ワイツ
配給  ギャガ・コミュニケーションズ、松竹

 

「ウォーリー」 WALL・E

公開年  2008年
製作国  アメリカ
監督  アンドリュー・スタントン
配給  ウォルト・ディズニー・スタジオ

 

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