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この秋公開のドキュメンタリー映画で 70~80年代のリアルを体験!

70~80年代の欧米、経済が構造的な不況を迎える中、時代に抵抗するかのごとく酒、タバコ、ドラッグ、ヒッピーなど快楽主義的なライフスタイルが若者の間で流行した。その時代の音楽・ファッションシーンや、時代の象徴ともいえるアーティスト、そしてその時代を作り上げたプロデューサーやマネジメント等、影の立役者のリアルな生き様は、破天荒で型破りだが、どこかエネルギッシュで活力に溢れている。 30年以上経った今、この時代に絶大なる人気を誇ったロックバンドの復活や、クセのあるボヘミアンファッション・ ヒッピーファッションのリバイバルなど、70~80年代のカルチャーが再注目され始めた。また、70~80年代の音楽シーンやアーティストにフォーカスしたドキュメンタリー映画がこの秋公開を控えており、リアルにその時期を過ごしたミドルエイジからその時代を知らない若者世代まで、幅広い層での盛り上がりが期待されている。

 

 

★ジャニス・ジョプリンに代表されるボヘミアン、ヒッピーファッションのリバイバルブーム到来

 

今、若者中心に70年代のノスタルジックなファッションアイテムやスタイリングが再注目されている。「消費者は自由に個人の好きなものを選ぶ」といった意識が高まったこの時代、ロンゲットという長いスカートや、民族衣装のようなボヘミアンスタイルが話題を集めた。さらに70年代、ファッションアイコンとしても注目を集めたシンガー、ジャニス・ジョプリンのスタイリングに代表される、古着のようなレトロなデザインやエスニックをルーツとしたヒッピースタイルが逆に目新しく、より広く一般のファッションとして若者に受け入れられている。

 

 

★ガンズ、アリス・クーパーらの復活によって再注目されるハードロックシーン

 

またこの頃、社会意識のカケラも無く、ただ華やかな格好をしてショーを見せるスターたちに退屈さを感じる若者たちが、よりリアルで熱気のあるロックシーンに熱狂した。そして今、この時代の若者たちの注目の的であったロックバンドやアーティストが次々に復活し、ミドルエイジを中心に盛り上がりを見せている。 1995年に事実上分裂したバンド、「ガンズ・アンド・ ローゼズ」は、今年4月にラスベガスにて再結成コンサートを開催。また当時ステージ上の過激なパフォーマンスで一躍有名となったロックシンガー、アリス・クーパーも2015年に新たなバンドを結成した。エアロスミスのギタリスト、ジョー・ペリーやハリウッドを代表する俳優、ジョニー・デップらと「ハリウッド・ヴァンパイアーズ」を結成し、クラシックロックへの敬意を込めて、過去の楽曲をカバーしたトリビュートアルバムを発売している。

 

 

★享楽の音楽シーンを作り上げたプロデューサーの存在

 

70年~80年代のミュージックシーンは、伝説のギタリスト「ジミ・ヘンドリクス」や、世界三大ギタリストであるエリック・クラプトンが在籍したバンド「クリーム」等が提示した、ブルーズとロックを融合したハードロックが全盛の時代だった。注目すべきなのは、アーティスト自身だけではなく、その裏で時代の流行を作り上げたプロデューサーの存在。破天荒なアイデアと誰にでも好かれるその人柄で、当時全くの無名だったアリス・クーパーやピンクフロイド、キッス等をロックスターへ育て上げた伝説のプロデューサー、シェップ・ゴードンがその代表だ。彼のプロデュース領域は音楽業界だけに留まらず、料理業界、映画業界など広くに渡り、世の中に革命を起こし続けた。まさにアメリカ史上最も享楽的な時代を作り上げた、 エンタメ界の最重要人物といえる。

 

 


 

『ジャニス:リトル・ガール・ブルー』(9月10日公開) 配給:ザジフィルムズ

 

「音楽史上最高の女性スター」と称される伝説のシンガー、ジャニス・ジョプリン。派手なボヘミアン・ファッションを身にまとい、臆面もなく「私だけを愛して!」としゃがれた声で高らかに歌いきる彼女の奔放な生き様は、世界中の若者たちを熱狂させ、自分らしく生きたいと願うあらゆる世代の女性に勇気を与えた。 .本作を監督したのは、『フロム・イーブル~バチカンを震撼させた悪魔の神父~』(06)がアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた気鋭のドキュメンタリー監督エイミー・バーグ。また、製作は、公開中の『ミスター・ダイナマイト:ファンクの帝王ジェームス・ブラウン』を監督した、アレックス・ギブニーが務めている。名曲「サマータイム」のレコーディング中の映像や、モンタレー・ポップ・フェスティバル(67)や、ウッドストック・フェスティバル(69)のライブ映像など、1960 年代の貴重なジャニスの映像も満載、その鮮烈な姿は観たひとすべてを魅了せずにはいられない。

 

© 2015 by JANIS PRODUCTIONS LLC & THIRTEENPRODUCTIONS LLC. All rights reserved.

 

『地獄に堕ちた野郎ども』(9月17日公開) 配給:ビーズインターナショナル

 

「セックス・ピストルズ」「ザ・クラッシュ」と共に1970年代後半のロンドンパンクを牽引したバンド「ダムド」の初となるドキュメンタリー。76年に結成されたダムドは、同年、イギリスのパンクロックシーンで初のレコードを発売し、ロンドンのパンクバンドでは初めてアメリカでライブを敢行、その後も複雑なメンバーチェンジを繰り返しながら活動を続けている。「モーターヘッド」のレミー・キルミスターを題材にしたドキュメンタリー「極悪レミー」で注目されたウェス・オーショスキーが製作費を全額個人負担して監督・製作・脚本・撮影・編集を手がけ、ダムドの40年間にわたる長い歴史の中で繰り広げられてきた複雑な人間関係やバンドの内情、そして現在の姿を映し出す。ダムドのメンバーはもちろん、「ザ・クラッシュ」のミック・ジョーンズ、「プリテンダーズ」のクリッシー・ハインド、映画監督のドン・レッツらが出演。

 

© 2015 Damned Documentary LLC.

 

『スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-』 (9月24日公開)  配給:ピクチャーズデプト

 

大学卒業後ロサンゼルスへと移ったゴードンは、チェックインしたホテルで“たまたま”ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、ジミ・ヘンドリクスらと知り合い、なりゆき任せに音楽マネジメントの道へ。ピンク・フロイド、ルーサー・ヴァンドロス、テディ・ペンダーグラス、アリス・クーパーらをスターに育て上げ、エメリル・ラガッセのような“カリスマシェフ”を誕生させるなど、天才的マネジメント手腕を発揮する。快楽主義的イケイケドンドンの70年代から、本当の家族にあこがれる仏教徒となった現在に至るまでの足跡を、笑いあり涙ありの貴重なアーカイブ映像を交えて辿ってゆく。

 

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