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RECOMMEND| 月別アーカイブ: 2015|4月

『 カフェ・ド・フロール 』公開記念トークショー

現在、絶賛公開中の『ダラス・バイヤーズクラブ』のジャン=マルク・ヴァレ監督作、フランスを代表する女優、歌手のヴァネッサ・パラディ主演による映画『カフェ・ド・フロール』の公開記念トークショーが行われ、今話題の美人脳科学者中野信子氏が登壇した。本作は時を越えひかれあう男女を描いた究極のラブストーリーで、過去と現在、二つの物語が同時進行する。劇中、ソウルメイトと信じていた夫は、若い女性に運命を感じ、夫婦は離婚をすることに。元妻は深く傷つくが、ひとつの答えを見つけ出す。恋愛感情における、嫉妬・執着にどう決着をつけるべきか?!『カフェ・ド・フロール』から学ぶ心の痛みを癒す方法と題し、脳科学者・中野信子氏が女性たちへアドバイスをおくった。

 

 

Q:この作品は、1960年代のパリと、現代のカナダはモントリオールの2つの時代が舞台になっています。主演は、フランスを代表する歌手であり、女優のヴァネッサ・パラディです。ご覧になっていかがでしたか?

 

最初タイトルを聞いたとき、パリのサンジェルマン・デ・プレにあるカフェ・ド・フロール(有名なカフェ)の話かと思いました(笑)。仕事の都合でパリに住んでいた時期があり、サンジェルマン・デ・プレから歩いて5 分くらいのところに住んでいました。それで、よくお店に通っていたんです。この映画のタイトルは、曲の「カフェ・ド・フロール」の方ですね。映画のなかで使われる楽曲の選び方が面白かったです。(モントリオールとパリが舞台になっている点については)パリに住んでいる人は、‘大陸に閉じ込められた感じ’を持っていて、なんとなく新大陸への憧れがあり、そこら辺がこの映画の隠れたギミックかなと思っています。

 

Q:気になった登場人物はいますか?

 

見どころはヴァネッサ・パラディの熱演ですね。母親として常識的ではないけど愛情深いという、常識的な人からすると、ちょっと行き過ぎかなって思えるような愛情のあり方をすごく良く演じられていて、さすがだなって思いました。

 

Q:ヴァネッサ・パラディ演じる、シングルマザーは、ときに激しすぎるほどの愛情をもって子供を育てています。中野さんのご専門から、「ねたみ」と「愛情」の関係についてご紹介いただけますか。

 

これはちょっと難しい話ですけど(笑)、向社会行動と(こうしゃかいこうどう)いうのがありまして、集団やコミュニティの中を結束させる行動があります。これをつかさどるのが‘オキシトシン’という物質です。女性の場合は、これが出産をきっかけに体内に増えます。増えると子供に対する愛着が形成されるのですが、それと同時に「ねたみ」も強まります。なぜなら、子供や家族に対する愛着ゆえに集団からよそ者を排除したい、という気持ちが同時に強まるからです。それはよそ者が危険だと思うからです。そういう理由から、ねたみ感情も強まると解釈されています。ヴァネッサの演技からも、すごく「愛情の深さ」と「ねたみの強さ」を感じることができると思います。彼女の演技は、ジョニー・デップとの別れという、彼女自身の経験からもきているのかなとも思いました。

 

※ヴェネッサ・パラディとジョニー・デップは長年のパートナー関係を解消し、ジョニー・デップは、今年2月に23歳年下の女優アンバー・ハードと結婚。

 

Q:元妻は、別れた夫との痛手を友人に話したり、他の人に話をしにいったりしますが、“心の痛手”を “人に話す”という行為は、実際にどういう効果があるのでしょうか?

 

これには二つの意味があります。まず、自分のモヤモヤを「言語化」することによって「客観的」にみられるようになるので、そのときにある種のカタルシス的な癒しが得られます。もう一つは言語化し、誰かと共有してもらうことによって、一人で背負わなくていいと考えられるようになるんです。これはつらいときに推奨したい方法ですね。話すのは、信頼できる人ひとりだけでいいと思います。

 

Q:劇中、「ソウルメイト」という言葉が出てきます。初めて会ったのに“懐かしい感じがする”人がいるのは、どうしてそのように(脳が)感じるのでしょうか?

 

このソウルメイトという単語は非常に、非科学的ですよね。これは科学では否定も肯定も出来ないです。サイエンティストがどうみるかというと「美しい勘違い」という言い方をします(笑)。この映画でも元妻キャロルは自分のソウルメイトだと思っていた夫アントワーヌの裏切り行為にすごく傷つくんです。その悲しみをどうやって癒すかというのがこの物語のキーになります。この監督のすごさが分かる人には分かると思います。ちょっとスピリチュアル風な描き方をしているようでいて、科学者が観ても、ちゃんと言い訳ができているな(筋が通っている)と感じられる映画です。どんな方が観てもきっと納得する点があると思います。

 

Q:すでにご覧になられた方のなかには、1960年代のシーンと、現代のシーンが交差することで、「場面がめまぐるしく変わってついていけない…」という方もいらっしゃるようです。どういった点を 気にとめておくと、楽しめるでしょうか?

 

ハリウッド的な分かりやすいストーリーに慣れてしまうとつらい映画かもしれませんね。この作品は非常にハイコンテクストで考えながら見なければいけないと思います。しかし、あえて考えずに「画面の美しさ」とか「俳優・女優の表情」を印象として焼き付けておいてほしいですね。ストーリーは、もしかすると分からない部分があるかもしれませんが、無理についていこうとせず、分からないままとっておいてほしい。記憶にとどめたシーンや、俳優の表情など、その意味に3 年後に気付くかもしれません(笑)。長く味わえる映画ですね。頭で考えず場面の美しさに酔ってほしいですし、また音楽の使い方にも着目してほしいですね。私は、解釈がいくらでもできる余地のある、こういう作品は好きです。素晴らしかったです。

 

『カフェ・ド・フロール』
配給:ファインフィルムズ 公式サイト R-15

YEBISU GARDEN CINEMA ヒューマントラストシネマ有楽町ほか絶賛公開中!

『カフェ・ド・フロール』4/16 トークショーに、 いま話題の脳科学者・中野信子氏の登壇決定!

© 2011 Productions Café de Flore inc. / Monkey Pack Films

現在、絶賛公開中の『ダラス・バイヤーズクラブ』のジャン=マルク・ヴァレ監督作、フランスを代表する女優、歌手のヴァネッサ・パラディ主演による映画『カフェ・ド・フロール』の公開記念トークショーに、今話題の美人脳科学者中野信子氏の登壇決定し、本日4/13よりチケットが販売された。本作は時を越えひかれあう男女を描いた究極のラブストーリーで、過去と現在、二つの物語が同時進行する。劇中、ソウルメイトと信じていた夫は、若い女性に運命を感じ、夫婦は離婚をすることに。元妻は深く傷つくが、ひとつの答えを見つけ出す。恋愛感情における、嫉妬・執着にどう決着をつけるべきか?! 脳科学者・中野信子氏が語る貴重なトークショーです!

 

 

 

★日時:4月16日(木) 18:30より

*トーク後、映画上映となります。

 

★場所:YEBISU GARDEN CINEMA 恵比寿ガーデンシネマ

渋谷区恵比寿4- 20-2 恵比寿ガーデンプレイス内

JR恵比寿駅東口から 動く通路で約5分

(改札から劇場前までは距離がございますので、お時間に余裕を持ってお越しください)

 

★チケット販売日:4/13(月)より

 

◎劇場窓口:YEBISU GARDEN CINEMA にて、4/13(月)劇場オープン時(10:00am)より販売開始

◎オンライン販売:4/13(月)0:00amより販売開始。コチラから

*前売券をすでにお持ちの方は、4/13(月)より劇場窓口にて、座席と引き換えができます。

 

★ご注意ください★

・当日は取材が入ります。

・舞台挨拶の写真・動画等の撮影、録音は堅くお断り致します。

・R15+作品のため、15歳未満の方はご鑑賞いただけません。

 

 

◇中野信子プロフィール

脳科学者/医学博士/認知科学者。1975年生まれ。世界で上位2%のIQ所有者のみが入会できるMENSAの会員。現在、脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行っている。科学の視点から人間社会で起こりうる現象及び人物を読み解く語り口に定評がある。テレビ朝日「ワイド!スクランブル」、フジテレビ「みんなのニュース」にコメンテーターとして出演中。他TBS「白熱ライブ ビビット」「情熱大陸」日テレ「有吉ゼミ」出演多数。近著に「正しい恨みの晴らし方」(ポプラ新書)、「脳はどこまでコントロールできるか?」(ベストセラーズ)など。

 

 

『カフェ・ド・フロール』
配給:ファインフィルムズ 公式サイト R-15

YEBISU GARDEN CINEMA ヒューマントラストシネマ有楽町ほか絶賛公開中!