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オードリーに魅せられて 〜サブリナの日々〜

菊地浩司が翻訳した

オードリー・ヘプバーン未公開写真満載の写真集

 

「オードリーに魅せられて 〜サブリナの日々〜」

 

 

著者:マーク・ショウ 価格:2,415(税込)

 

 

 

 

 

1953年に『麗しのサブリナ』撮影中の素顔をとらえた60本以上の写真フィルムは、数枚が雑誌『ライフ』に掲載された以外、行方不明になっていた。 50年ぶりに発見されたネガからよみがえる、若き妖精の魅力をとじこめた奇跡の一冊。

 

NEWS

★パルファム ジバンシイの エレガンス通信 で紹介されました!

★朝日新聞11/1(日)読書欄に掲載されました! 評者は村山由佳さんです!

 

50年ぶりに発見されたネガだという。撮影したマーク・ショウは、多くの映画スターをはじめ、ジョン&ジャクリーン・ケネディ夫妻のプライベート写真を撮ったことでつとに知られる、当時のアメリカ広告界トップの写真家だった。

その彼が撮りおろした24歳のオードリー・ヘプバーン。このとき彼女は「麗しのサブリナ」の撮影中で、まさに輝けるときのさなかにいたはずなのだが、彼女自身はしかし、自分の容姿と才に深いコンプレックスを抱いていた。

「わたしは綺麗じゃない。母から醜いアヒルの子ねって言われた事もある」「まわりの人に映る自分と、自分で思う自分には大きなギャップがある。ほかの人がわたしに見たものを、わたしは見たことがない」才能に恵まれた者は孤独だ。その才能が並はずれたものであればあるほど、孤独もまた深くなる。映画の撮影の合間、すましたり、笑ったり、ポーズを取ってみせたりするオードリーが、時折ふっと浮かべる翳りの表情がいい。

「いい」などと言うには痛ましくさえあるほどなのだが、彼女の抱える誰にも手の届かない寂しさを映しだして、あまりにも儚く、美しい。オードリーにとって、才能や美しさなどというものは、自身の目には見えないだけにまるで呪いのように感じられたかもしれない。

だが、彼女が自分では「見たことがない」という魅力に、それでも人はどうしようもなく惹きつけられるものだ。そう、50年が過ぎた今でもなお。「彼女は、僕らが思い描ける最高の人だった。・・・彼女は夢、目覚めたときに微笑みながら思い出す夢だった」(R・ドレイファス 俳優)

 

朝日新聞 11月1日(日) 掲載

読書欄 [視線] 作家:村山 由佳氏書評より

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