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第3回 好きな店は行きつけの店

ゴルフ解説者 岩田禎夫 × フリーアナウンサー 田中美穂

好きな店は行きつけの店

ゴルフ解説者 岩田禎夫 第3回

田中

仕事で世界中を回っていて海外にもたくさん行きつけの店があるそうですが?

 

岩田

ホノルルは「初花」、ハワイアンビレッジの。というのも、僕の仕事っていうのは、毎年同じところでトーナメントやるでしょ。同じ街に行くでしょう。そうするとね、一年に一度その街に戻って、顔なじみというか行きつけの店にね「また戻ってきましたよ」ってこっそりいくのが楽しみなんだよ。

 

田中

いろんな所で顔なんですね。

 

岩田

ロサンゼルスは「辻の花」。あとサンディエゴに「白浜」って寿司屋があって、これがもう日本の寿司屋よりうまいですよ。

 

田中

へえ。日本人の方がやっているんですか?

 

岩田

うん、日本人。最近はよっぽど吟味していかないとシェフが中国人や韓国人だったりして、ちょっとどこか味とか違うでしょ。

 

田中

グルメなんですね。

 

岩田

うーん、僕はそうとは思ってないけど。

 

田中

そういうお店を見つけられるのが趣味なんですか?

 

岩田

わりにそういう嗅覚がいいのかな? 勘がいいんですよね、ここがいいんじゃないかなって入って…まあ百発百中とは限らないですよ。

 

田中

アメリカのいろんなところに行かれる岩田さんのオススメの遊び場はどこですか?

 

岩田

どこだろう?やっぱり都会はつまんないよね。田舎がいい。ペブルビーチあたりがオススメじゃないかな。カリフォルニアのモントレー半島にある。ゴルフ場はたくさんあるし、いいホテルもたくさんある。いいレストランもあるし。セブンティーンマイルドライブっていうデルモンテの森のなかをずーっと走っているところがあって。素敵なところ。ペブルビーチというのは、アメリカのリゾート開発のモデルになったところだから。いろんな家があるんだけど、全部自然の景観のなかに溶け込んでいるんだよね。家に牧場が付いてたりするもの。

 

田中

あと岩田さんの癒しの空間とか…癒されるところとかありますか?

 

岩田

そうねえ、静かな田舎だったらどこでもいいですけどね。

 

田中

秘密の隠れ家とか(笑)。

 

岩田

そりゃ秘密だよ(笑)。

 

田中

うーん、どこかないですか?

 

岩田

でもね、西のペブルビーチ、東のヒルトンヘッド。ヒルトンヘッドっていうのはフロリダ州があって、サウスカロライナがあって、その間にサバンナがあってね、サバンナリバーが流れてて、その河口ですよ。そこもいい。島の大きさは淡路島くらいなのかな? ゴルフコースが12、3。テニスコートもあって、ゴルフ場とテニスコートだけの島みたいでね。

 

田中

一年の半分以上は海外なんですもんね。日本ではどこかありますか。

 

岩田

特にないね、やっぱりこの辺(湘南)が一番。やっぱりこの辺が落ち着くね。

 

田中

トーナメントで回られるときは、お食事をして…結構お酒も飲まれるんですか?

 

岩田

うん、でも日本にいるときよりはるかに飲まないね。アメリカってそんなにガツガツ飲まないから。食事の時にワインを飲むくらいでね。終わってからホテルに帰って飲むようなことももうしないし。

 

田中

ホテルはどんなところに泊まられますか?

 

岩田

昔はヒルトンとかシェラトンとか、ハイアットとかに泊まることがかっこいいと思っていたんだけど、最近は コートヤードマリオットとかね…ああいうビジネスホテルの値段の手ごろの方がいい。コートヤードっていうのは作りがみんな同じでね。だから同じ雰囲気でしょ。どこのコートヤードいってもね。違和感がない。コンファタブルなんだよね。ベルマンが来るわけでもないし、自分でなんでもやってね。一番気楽なんですよ。

 

田中

先ほど、日本では帝国ホテルに呼び出されてよく行っていたとおっしゃいましたが。

 

岩田

それはもう鍋島さんの影響だね。帝国の「オールド・インペリアル・バー」に行って、よくゴルフ談義を聞いて、鍋島さんは大磯に住んでいたから、帰りは鍋島さんの運転手付きの車に乗せてもらって、藤沢で降ろしてもらっていたな。だから、夕方会社を出て鍋島さんと会うっていったら、まず会社には戻らないよね。どんどん評判悪くなっていっちゃって。居心地悪くなっちゃった…ってこともあるよね(笑)。

ゴルフ解説者 岩田禎夫 第3回

田中

寿司屋さんについても教えてください。

 

岩田

アメリカなんかに行って寿司屋に行くようになってね。初めて寿司屋でワインを飲むようになったんですよ。白ワインと寿司って合うじゃない。でも、当時日本ではワインなんてとんでもないわけ。寿司屋でね。だってビール飲むのだって、あまりいい顔されなかったものね。飲んじゃうとおなかいっぱいになって、もう食べないでしょ。だからワインないかなんていうと笑われましたよ。非常に不愉快な顔をされてね。でも、持ち込みで飲ましてもらったりして、ぼくはけして先駆者ではなかったけれども、早いほうじゃないかな、寿司屋でワインを飲むことのね。

 

田中

帝国ホテルのお寿司屋さんにもワインがあるんですか?

 

岩田

「寿司源」ね、今はありますね。でも高いよね。あそこのワイン。小瓶で3500円くらいかな。ハーフボトル。白だからすいすい入っちゃうじゃない、だから召し上がり物より飲み物のほうがはるかに高くつく。

 

田中

ワインお好きなんですね?

 

岩田

ワインと、最近は焼酎も飲むけどね。

 

田中

ウイスキーとかは?

 

岩田

昔は飲んだけど、最近はそういうハードリカーは飲まなくなったね。焼酎もハードリカーだけどまあ体にいいっていわれてるし。もっぱらワインですね。

 

田中

帝国ホテルでも?

 

岩田

そう、スコッチよりもワイン。ボトルキープしてるしね。

 

田中

あそこってボトルキープできるんですか?

 

岩田

表向きはないけどね。

 

田中

じゃあ岩田さんは顔なんですね。

 

岩田

まあ、それほどじゃないけれど、長いつきあいですよ。1960年くらいからの。今は経営者も変わって、その息子たちの時代だけど。でもオールド・インペリアル・バーくらいしか行かないからそんなにお金つかってるわけじゃないの。長さ、歴史だけですよ。昔はオールドなんかも沢山常連がいたんだけど、みんな死んじゃって、ぼくなんかが一番古株になっちゃった。

思い出のコース

田中

話は変わるんですが、この前わたしはじめて全英オープンを見に行ったんですね。ニクラウスの最後を見ようと思って。岩田さんが素晴らしい、思い出に残るコースってどこでしょう?

 

岩田

やっぱりセントアンドリュースは特別でしょう。

 

田中

みなさん言われますよね、セントアンドリュースでプレイしたいと。

 

岩田

まあ、あそこはパブリックですから、街が持っているものだから出来るんですけど、なかなかティータイムがとれない。だからいまではティータイムをとる商売があるくらい。街の人は取りやすいんですよ、だからティータイムを確保して、人に売って生計を立てている人もいるくらい。

 

田中

この前行ったときに知ってびっくりしたんですけど、あそこって夜は公園になるんですよね。

 

岩田

そうそう、夜になるとみんなコースを突っ切って行く。

 

田中

カップルが肩並べていて…。私、ニクラウスが足をあげて最後にとったポーズを真似て写真撮りましたもの、あの橋のところで。

 

岩田

スゥィルケン・ブリッジね、あの小川がスゥィルケン・バーンっていうんだけど、バーンっていうのは小川のことね。そこに架かる橋だからスゥィルケン・ブリッジ。

 

田中

バンカーも深いですよね、わたし身長162cmなんですが、2メートルはありますよね。身長よりもはるかに高くて、あそこどうやって出すんだろうって。

 

岩田

17番のロードバンカーね。グリーンのすぐ左にあるんだけど、もう垂直ですよ。中島があそこで4回叩いたんですよ。1978年でね、中島は3日目までまあまあ上位のほうにいたの。その3日目だったかな、一回グリーンに乗ったんです。ところが弱かったんだね、乗ったところがくびれていて、バンカーに落ちちゃって、3回たたいても出なかった。4回目でようやくグリーンのエッジに出して…そこから2つか、結局9つ叩いた。

 

田中

すごいバンカーですもんね。

 

岩田

その年は4月のマスターズでも、13番で13叩いたんだ。

 

田中

岩田さんもセントアンドリュースでプレイしたいって思われます?セントアンドリュースでプレイされたんですか?

 

岩田

いや、ないない。したいですよそりゃ。ただスコットランドって夏しか行かないから、夏一番混むでしょう。

 

田中

今までで一番印象に残っているコースはどこですか?

 

岩田

やっぱり、オーガスタかな。1973年かな、回ったのが。オーガスタはマスターズが終わった翌日に限定してプレイできるんだけど…プレイヤー20名にフォトグラファー20名とかでね。割り振られてて出来るんです。たとえば、TBSならTBSで何人で割り振られてて、でもそうするとそれ目当てで行く人が増えるから。ただ73年っていうのはTBSもやってたけどVTRが持ち帰りでしたから、はじめて衛生中継やったのが76年だから、衛星中継やるようになるとスタッフも大がかりになって身動きとれなくなったけど。

ゴルフ解説者 岩田禎夫 第3回

これからの日本のゴルフ界

田中

最近は女子プロが盛んで、藍ちゃんも頑張ってますけども、解説の岩田さんとして目を付けられている人っていますか?

 

岩田

うーん、やっぱり藍ちゃんでしょうね。あとミシェル・ウィーなんかもどうなっていくか…とまあ個人的なこともあるけれど、そういう人たちが出てくると女子ゴルフ界ががらっと変わっていくよね。男子にチャレンジする女子も増えてくるだろうし…。日本は藍ちゃんにおんぶにだっこですけれども、いずれああいうクラスがまた出てきますから。藍ちゃんレベルが5人、6人出てくればね、日本の女子ゴルフも世界レベルで注目されますよね。

 

田中

不動さん、不動裕理さんはもうアメリカ行かれないですよね?

 

岩田

不動はもう、いかないほうがいいでしょう。自分のゴルフはもう海外いったら通用しないってわかってる。飛距離もないしね。海外の選手はパワーがある、藍ちゃんなんかはまだ強くなるとは思うけど。

 

田中

女性版タイガーウッズなんて言われてますもんね。男性では誰かいないですか?

 

岩田

それが問題なんだよね、素質がないわけじゃないんだけど、なんだか仲良しクラブみたいで、あいつはいつ見ても練習場で打ってるなあ、なんてヤツがいない。だからみんなドングリになっちゃうんですよ。宮本勝昌とか今野とかね、細川とかね。あのクラスはもっともっと強くなるはずなんだけど、根性が足りない。今、またひとつぬけかけているけどね。

 

田中

どうもありがとうございました。

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