今年もお世話になりました!【年末最終号です】

2008.12.24

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スーパーナチュラルオフィシャルガイドブック シーズン2
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とうとう本年度最後となりました。あっというまの2008年・・・。一年を振り返ってどうでしたでしょうか?ACガールズは皆様の応援のおかげで今年も無事にこのサイトを運営することができました。本当にありがとうございました!来年もどうぞ宜しくお願いいたします!

先日もお伝えした通り、来年の「社長は字幕翻訳家」は1月7日スタート、シネマ英会話は1月12日よりスタートとなります。お楽しみに♪


そしてそして!2008年最後となる本日は、来年1月17日より公開となる「我が至上の愛 アストレとセラドン」主演お二人のインタビューをお送りします。どうぞご覧下さい!





Q:役を演じて苦労した点はなんですか?

アンディ:
まずはフランス語ですね。

ステファニー:
ここで話されているフランス語は、とても古くて凝ったフランス語なの。文章も長い。だから台本を最初に読んだときは、何これ!?って思ったわ。それまで演劇の勉強もしたことなかったので、何もかも初めての経験だったわ。


Q:役に抜擢された理由を教えてください。

ステファニー:
とってもいい質問ね。

アンディ:
エリック・ロメールは、フランス語を美しく話せる人間を捜していました。たとえば最近パリでは、はきはきと発音せずだらっとしたフランス語を話すのが流行なんだけど、ロメールはそういうフランス語は映画の中では話してほしくなかったみたいです。僕らは比較的標準的なフランス語を話しているので、そのせいだと思います。

ステファニー:
私はベルギーのブリュッセル出身なの。パリと比べたら本当に田舎よ。でもその分、パリと比べて清々しくて無垢なイメージがあるんだと思う。今は知らないけど。たぶんそういうところをロメール監督が評価してくれたんだと思うわ。





Q:ロメール監督の映画では偶然の要素がとてもよく出てくるのですが、今回も偶然という要素が映画の中で出てきますか?

アンディ:
偶然か…。偶然がうまい具合に作用したっていうのは難しいかもしれない。でも、アストレ(ステファニー)がセラドン(アンディ)に、もう会わないでと命令する場面、あそこでは確かに偶然の要素があったような気がします。僕がつまずいて転んでしまって、アストレのドレスの裾にしがみつくんですが、その後(絶望した)セラドンはその場を立ち去り帽子も風で飛んでしまう。そのとき監督助手で第2カメラのフランソワーズ・エチガレーのカメラは本来なら僕の姿を撮り続けるべきなのに、僕ではなくステファニーを撮り続けた、本能的にね。

あと、レオニッド役(セシル・キャッセル)と僕との二人のシーンのときですが、撮影しようとするとき天気が悪くてね。でもロメール監督は、「さあ撮ろう」と言った。撮影監督は「光量が足らないから、無理ですよ」と反対したのですが、ロメールは無視して撮影を始めてしまいました。すると突如風が吹きはじめて、雲がはれたのです。ほんの一瞬、この世のものとは思えない幻想的な風景が現れました。さらに風はうまい具合に衣装をたなびかせて美しい演出となったのです。

偶然に関しては、やっぱりロメール監督だと思います。監督が役者やスタッフに全幅の信頼を寄せてくれているから、それぞれが最高の仕事をするために全力を尽くそうとしたのです。だからこそ偶然や幸運が訪れたのだと思います。そんな撮影でしたね。





Q:この映画のテーマはなんだと思いますか?

アンディ:
貞操とか誠実な愛といったことが大きなテーマだとは思います。ただやはり大事なのは、人は性別といった属性に関わりなく、人そのものを愛するのだということが言いたかったのだと思います。つまり性的肉体を愛するのではなく、人間の魂・人格を愛するということがこの映画ではテーマになっていて、僕の考えでは現代的で革新的だとさえ思えるのです。

ステファニー:
そうね。あとテーマで言えば自然もあると思う。

アンディ:
そうそう。自然、愛の貞操、肉体と魂の死についての考察はこの映画の中ではっきりとわかるようになっている。

ステファニー:
登場人物はみんな恋に夢中なの。だからあまり駆け引きやトリックなんてしない。今の時代は、計算、トリック、欺瞞に満ちた時代なんだけど、そういう世界では全くないと思うわ。飾りのない生の純粋な愛がここにあるの。それが理想であって、理想主義的な愛がテーマよ。





Q:理想主義だとおっしゃいましたが、恋愛成就のための駆け引き的要素はありませんでしたか?

アンディ:
でも必ずしもトリックではないと思います。なぜならアストレはセラドンに会うことを禁じたので、なんとか裏をかいて彼女の方からセラドンを見るようにし向けないといけないのです。

ステファニー:
そうそう。アンディが答えてくれてよかった。意地悪な質問だったのでちょっと焦っちゃった。

アンディ:
セラドンは、兄のリシダスと遊び人のイラスの中間的存在だと思います。つまりプラトニックの愛のすばらしさを主張するリシダスと、肉体のエロスを賞賛するイラスの対立があって、セラドンはそのどちらをも体現しているのです。彼はアストレの精神的な美しさに惹かれていると同時に肉体的な美しさにも魅力を感じているのです。彼も欲求には抗えないのです。だからセラドンは道徳的な貞節を、どうにかして裏をかこうとするのです。




Q:日本には少女漫画という世界があって、この映画は少女漫画のファンにも受け入れられやすい作品だと思います。女性に向けてメッセージがあれば。

アンディ:
ポエジーとみずみずしさが、テーマの現代性にマッチしているという点だと思います。日本人は気に入るんじゃないかと思うのです。つまり理想主義と現代の社会とのギャップというか……

ステファニー:
愛のために川に飛び込むような純粋な男性なんて、いまはほとんどいないから面白いと思う。いまのパリの男なんてひどいものよ。日本人男性はもっと素敵だと思うけど。とにかく繊細で純粋な愛情がまだあるんだという点が少女漫画読者にはたまらないんじゃないかしら。


Q:ステファニーは音楽を勉強されていたとお聞きいたしました。映画の中で役に立ちましたか?

ステファニー:
映画の中でも歌っていたのでそれは最高だった!だって私は歌とお芝居どちらもやりたかったんだけど、なかなかその夢が叶うということはないですから。この映画のおかげで歌とお芝居両方とも人前で見てもらうことができたし。両方の分野でこれからも続けていきたいと思っています。





Q:自然もテーマだと二人ともおっしゃっていましたが、田園的な詩情についてオノレ・デュルフェの原作の他になにかインスピレーションを受けたものはありますか?

アンディ:
自然は僕にとってとても大切な要素だと思います。レユニオン島生まれですが、育ったのはオート・サボワ地方です(スイスと国境を接する山岳地帯)。自然に囲まれて僕は育ってきたと言えます。ただこの映画を演じるにあたって、とくに自然ということにはこだわりませんでした。生まれ育つうちに培った自然への意識は、演じるときに役に立ったとは思っています。


Q:ステファニーは古典的な格調高い作品を残したマルグリット・ユルスナールと親戚だそうですね。この映画を演じるにあたってたとえば彼女の小説に教えられる部分はありましたか?

ステファニー:
ええ、ユルスナールの本は読んでいます。しかもいま彼女の伝記を書いているところなの。だからよく知っているの。ユルスナールの人生はすごく素敵!私は彼女と同じ名前だから(ユルスナールの本名はド・クレイヤンクールで貴族)、彼女の人生には親近感を感じるわ。パリに19歳で出てきたところなど共通点があってちょっと素敵だと思わない?

今回も貴族の要素が出てきたんだけど、当時はとても貴族であることは大きなことでした。私には耐えられないことだけどね。私だったらタブーを破ったり陰謀を暴いたりする方が面白いかも。名前や肩書きなどを重要視していた17世紀の感覚でものを見るのはちょっと面白かったわ。


Q:最後に。対話の中に人間関係が出てきますが、役者と役者の対話のシーンでどんなことを大事にしましたか?

アンディ:
ロメールの作品に「モード家の一夜」というのがあって、主人公を演じたフランソワーズ・ファビアンとジャン=ルイ・トランティニャンの二人が長いすに座って延々と、愛の理想とか男女関係だとかについて語っている場面があるのですが、それとは違ってこの映画では二人が交わす会話はほとんどありませんでした。だから会話よりも各シーンを演じるということの方が今回の映画で際立っていたと思います。

ステファニー:
たしかに二人で演じたシーンで会話の部分はあまりなかった。でも最後のシーンは強烈だと思う。

アンディ:
僕は脚本を知的に解釈しようとはあえてしませんでした。なぜならセラドンとアストレの二人のシーンはとても肉体的な要素が強いのです。言葉だけでというよりも、もっといろいろな要素が演じるために必要でした。他のシーン、たとえばドルイド僧と神学的な話をするシーンがありましたよね。このシーンでは会話がメインになっていて言葉の魅力を余すところなく伝えています。






貴重なお話ありがとうございました!! 「我が至上の愛 アストレとセラドン」は2009年1月17日より銀座テアトルシネマほかで全国順次公開となります。お楽しみに♪


それでは皆さま、良いお年をお迎えください。
そして来年も「社長は字幕翻訳家」をどうぞ宜しくお願いいたします!








ACガールズの映画最新ニュース

2008.12.24

■「2つのチェ」スティーヴン・ソダーバーグ監督と主演ベニチオ・デル・トロが来日記者会見のご報告!

革命家<チェ・ゲバラ>の半生を見事に映画化し、世界中で賞賛を集めている「チェ」2部作が1月に連続公開するのに先立ち、アカデミー賞コンビ、スティーヴン・ソダーバーグ監督と主演ベニチオ・デル・トロが来日し、記者会見を行いました。

4年ぶりの来日となったデル・トロと実に15年ぶりの来日となったソダーバーグ監督が登場すると場内は大歓声に包まれました。そこに、ゲバラの格好をしたアントニオ猪木さんとセクシーなドレス姿の道端ジェシカさんが花束を持って駆け付けると客席の興奮は頂点に!!キューバやアルゼンチンに縁のある二人ということで話も大盛り上がり。そして最後は猪木さんの掛け声による舞台・客席が一体となった「1・2・3 チェ〜!!」で締めくくられました。



☆べニチオ・デル・トロ(41)
自分にとってとても大切なこの2本の映画を皆さんにお見せできてとても嬉しいです。(チェを演じるにあたって気を付けたことは、という質問には)いろいろ気を配りましたがあるときからチェになろうとすることをやめて1つ1つのシーンに集中するようにしました。(日本の女性の印象を聞かれ)もっと多くの女性に会いたいですね(笑)日本のファンはまだ無名だった頃からファンレターをくれて、売れてもまだ応援し続けてくれている。本当に嬉しい事です。

☆スティーヴン・ソダーバーグ監督(45)
映画の歴史がある日本でこの映画が上映されることがうれしいです。本作にも僕が日本映画を見て受けた影響が現れていると思う。本作を撮るにあたり本を読んだり、人に会ったり膨大なリサーチをしました。この映画には人はチェ・ゲバラのように何か情熱を傾けられるものを持つべきというメッセージが込められています。

☆アントニオ猪木(65)
カストロ議長とは6回会ったことがあるんだ。これじゃないけど帽子をもらったこともあるよ。キューバにある島に「友人猪木の島」という名前をつけてもらったこともある。ゲバラ縁の人とも会ったりしたよ。元気があれば何でもできる。革命もできる。この映画を見て新しい世界を作る参考にしたいね。(政界復帰は、との質問には)それはないね。ほかのことがいいね。

☆道端ジェシカ(24)
好きな俳優さんはいっぱいいますけど、デル・トロさんが世界で一番好きな俳優さんなんです!!私は父がアルゼンチン国籍ということもあってこの映画に縁を感じています。チェ・ゲバラのことはあまり知らなかったのですが映画を見てとても感動しました。(デル・トロさんに告白しないんですか、という質問には)今夜がチャンスですかね!



また、明治大学駿河台キャンパスにおいて、<学生(300人)+プレス 合同来日会見>も開催されました。
これは<Change><変革>がテーマになっている日本において、信念に生きた男<チェ・ゲバラ>を、日本の学生に少しでも伝えられればとの思いから実現したもの。当日は、通常の記者会見とは異なり会場となる明治大学の学生も記者会見に参加。熱のこもった質疑応答が展開されました。

<20歳の頃どんな夢を持っていましたか?>

スティーヴン・ソダーバーグ監督:
すでに映画を作って7年でした。大学生だったけど学校には行ってなかったな。やりたいことをみつけたころ。エンタメ業界に知り合いもいないけど、一生懸命努力していた。

ベニチオ・デル・トロ:
俳優になりたいと決めた頃。みなさんにはすきなものにハマッてほしい。20歳ごろは、いろいろなことを決めるのに最適な時期。好きなことに突き進んでください。


<日本でも学生運動がありましたが、今の学生はとてもクール。そんな学生に何かメッセージは?>

スティーヴン・ソダーバーグ監督:
改革したければ行動すること。そして仲間も必要。そして何かを批判するのであれば「代替案」が必要ということ。60年代は、反対だけして「こうしよう」というアイデアがなにもなかった。


<この映画をみて、何を感じて&変わってほしいですか?>

ベニチオ・デル・トロ:
1つ言いたいのは、行動を起こさないと何も変わらないという事だ。大切なのは声をあげる事。世界は変わっていく事ができる。二つ大事な事がある、<一人では何も成し遂げられない.同志を見つけること><ただ否定するのではなく、代替案を示さなければならない>映画を観て、ゲバラ&キューバの歴史&どんな事でもいいので何か学んでほしい。



☆石井慧(22)<柔道界の革命児>
大学生に混ざりソダーバーグ監督、デル・トロに質問をぶつけたのは、現役大学生で格闘家石井慧さん。「チェ・ゲバラが大好きなのできました。監督にあって、目頭が熱くなってます。」と来日記者会見にきた理由を語り、「この映画をちゃんとみて、勇気をもらい、アメリカで頑張りたい」と語りました。
 
☆大仁田厚(51)<明治大学OB>
明治大学出身のOB大仁田厚さんが記者会見に駆けつけ、学生と来日ゲストの架け橋としてMCを引き受けました。「僕はゲバラの大ファンです」と、会場を盛り上げました。



かつて、本気で世界を変えようとした男がいた―。今なお、たった一枚の写真で人の心に革命を起こす男、チェ・ゲバラ。本作は、「トラフィック」でアカデミー賞監督賞&助演男優賞を受賞したスティーヴン・ソダーバーグとベネチオ・デル・トロが再びタッグを組み、20世紀最大のカリスマ、チェ・ゲバラのドラマティックな生き様を、2部作・総上映時間4時間22分で描く超大作。

医者として南米大陸を旅しながら貧者を助けようとしたアルゼンチン人、エルネスト・チェ・ゲバラは、フィデル・カストロとの出会いによって自らの人生の矛先を変えます。それは、独裁国家キューバを革命するというあまりにも無謀な闘い・・・。何故、チェは革命を成功させ、20世紀最大のカリスマとなったのでしょうか。

“チェと共に体験する”事に徹底的にこだわるソダーバーグ監督の類をみないスタイル。そして25kgもの減量に挑み、まるで生き写しのようなチェ・ゲバラ像を見せつけてくれる、ベニチオ・デル・トロ。取り壊し直前の旧国連議会に乗り込み、歴史的なチェ・ゲバラの演説シーンは圧巻です!!アメリカが最もおそれた“命がけの反逆児”、チェ・ゲバラの真実の姿をたっぷりご堪能ください。









STORY
「チェ 28歳の革命」
医者として旅をしながら貧者を助けようとしたチェ・ゲバラは、フィデル・カストロとの運命的な出会いによって、自らの人生の矛先を変える。それは、たった12人で独裁政権の国キューバを革命するという、無謀な闘い・・・。何故、チェは20世紀最大のカリスマとなったのか。ほとばしる情熱のヒロイズム!本気で世界を変えようとした男の熱き<生>がここにある!
「チェ 39歳 別れの手紙」
誰にもその男がチェ・ゲバラだとわからないほどの変装。「お父さんの友人」として紹介され、家族との最後の食事をした後、チェは忽然と姿を消した。それは、平等な社会を目指して更なる革命を続ける、新たな旅・・・。 何故、彼はそこに留まろうとしなかったのか。世界中の人から愛された男の<死>を描く感動巨編。

監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:ベニチオ・デル・トロ、デミアン・ビチル他
共同配給:ギャガ・コミュニケーションズ×日活 powered by ヒューマックスシネマ


○「チェ 28歳の革命」2009年1月10より 日劇PLEXほか全国ロードショー

○「チェ 39歳 別れの手紙」2009年1月31日より 日劇PLEXほか全国ロードショー

2009年新春【2つのチェ】連続ロードショーあなたはどちらを目撃するか?












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