今日の現場から 8/26(木)更新しました!
2010.08.26
28(土)公開のサバイバルエンターテインメント「東京島」オフィシャルインタビュー第2回目は、ワタナベ役の窪塚洋介氏!俳優以外にも、2006年から、卍LINE(マンジライン)名義でレゲエDeejayとしての音楽活動を行っています。独自の感性と哲学を持ち存在感のある俳優そして歌手として崇拝するファンも多数。
先日配信された『東京島』公開記念USTREAMプレミアムトークライブは コチラ
◇「東京島」Official interview◇
Yosuke Kobozuka / Watanabe
「違うようで似ている、だから憎しみあう、ワタナベと清子は鏡のような関係」
「 何にもないけど 何でもあるよ 何でもあるけど 何にもないよ 何でも・・・ 」
★窪塚洋介 PROFILE ★
1979年、神奈川県生まれ。1995年、TVドラマ「金田一少年の事件簿」で俳優デビュー。その後、「池袋ウエストゲートパーク」(00)の怪演で注目される。映画では、2001年の『GO』(行定勲監督)の演技で一気にその名を広め、第25回日本アカデミー賞新人賞、最優秀主演男優賞をダブル受賞。主な作品として、『ピンポン』(02)、『狂気の桜』(02)、『魔界転生』(03)、『同じ月を見ている』(05)、『俺は君のためにこそ死ににいく』(07)、『ICHI』(08)、『まぼろしの邪馬台国』(08)、太宰治生誕100年記念作品『パンドラの匣』(09)
Q.ワタナベ役をオファーされて、引き受けるまでの経緯を教えてください。
最初の台本では、原作のワタナベの要素をいくつか排除してあったので、物足りない感じがしました。それで、プロデューサーと監督にいろいろ意見を言わせてもらったら、もう一回考えてみると言ってくれて。次に上がって来た台本を読んだら、俺の意見を反映してくれて、原作のワタナベにとても近くなっていたし、何だか得体の知れない、変な人物像が出来上がりそうだと感じ、これならやりたいなぁと。また、怖いもの見たさと、見たことのない役に挑戦してみたいという思いもありましたね。
Q.亀の甲羅は、窪塚さんが是非やりたいと言われたとか。
そうですね。紙を食うとか、歩きながらブツブツ喋ってるとか、男を犯そうとするとか、原作で印象的だったそのあたりをやりたいと、いろんな要望を言わせてもらいました。そのほうが、ワタナベが人として魅力的かどうかは分からないけれど、人間としての襞がいっぱいあって面白いんじゃないかと。
Q.実際に演じてみて、自分の中のワタナベ像に変化はありましたか。
最初に思い描いていたワタナベ像になっていくという感じで、大きく変わったことはなかったですね。ただ、多江さんが演じる実体を持った清子と関わることによって、清子との関係性がよりはっきりと見えてきました。ワタナベと清子は、違うようでいてすごく似ていて、ものすごく通じ合ってしまうからこそ、恨み合うというか。鏡のような関係ですね。
Q.撮影前から、他の出演者とはできるだけ会わないようにされたそうですね。
多江さんと、撮影前に東京でお会いするという話があったんですが、それはやめた方がいいかなと思いました。「役が」というわけじゃなく多江さんには仏様みたいなイメージを抱いていたんですが、その人に「この娼婦が!」とか言うわけですからね。他の出演者たちともあんまりリンクしないようにして、島に来ても一回も飯を食いに行かなかったし、飲みに行ったりもしてないですね。そういうのって、画面に出ると思うんですよ。共演者と一緒に遊んだりしても、肉眼で見た映像は変わらないと思うんだけど、各々がまとっている雰囲気が、フィルムに焼きつくと思うんです。それで、ワタナベの他者との距離感というのを大事にしていたつもりです。別に役作りにパターンやマニュアルがあるじゃないんだけど、今回は直感でそうしました。
Q.中国人チームとはどうでしたか。
僕にとってのオアシス的な感じで、太極拳や中国語を教えてもらったりして、仲良くやってました。ヤンさん役のテイさんは、9年前にTVドラマでも一緒だったんですよ。
Q.一番印象に残っているシーンはどこですか。
すべてのシーンが濃かったので、どれとは言えないけれど、甲羅を背負ってるシーンは好きですね。甲羅を背負ってフラフラするのは、最初はなんか、ちょっと照れたけど、だんだんそれがないと落ち着かないぐらい身体にフィットしてきて。あと、最後のシーンは、やはり気持ちが高ぶるところがありましたね。
Q.島での撮影はいかがでしたか。
島に何日もいると、自然との距離感がすごく近くなって、今日は潮が高いとか、潮が引いてるとか、雨雲が来た、鳥が低く飛んでるとか、東京にいたら感じないようなことを感じるようになった。だんだん自然と自分の距離が縮んでいくのを感じました。朝7時半には目が覚めて、10時には眠くなる、こういうリズムって悪くないなと思ってきて。いつかは南国に住みたいなと思うし、都内にいてもそういう感覚を忘れないでいたいと思いますね。徳之島では、地元の酔っぱらいの人に親切にしてもらって、人との距離感にもすごく癒されましたね。
Q.窪塚さん自身が無人島に漂着したら、どうしますか。
楽しむしかないなとは思うんですけれど。願わくば、逆サイドで清子のポジションに行ってみたいですね、ゼヒ。
助けの来ない無人島。男23人と、たった1人の女!
現代社会の縮図=<東京島>で、一体何が起こるのか!?
監督:篠崎誠 脚本:相沢友子
出演:木村多江 窪塚洋介 福士誠治 柄本佑 木村了 染谷将太
原作:桐野夏生(新潮社刊) 製作:「東京島」フィルムパートナーズ
特別協力:エルメス 配給:ギャガ (C)2010「東京島」フィルムパートナーズ








