今日の現場から 8/25(水)更新しました!
2010.08.25
この猛暑はあと2週間ほど続くらしく・・・。
熱中症は動物たちにも影響がでており、動物病院では続々と熱中症の犬や猫が運ばれているそうです。飼い主の方くれぐれも気をつけてあげましょう!ちなみに私は毎日相棒のインコの為に、家を出て数時間後にクーラーがかかるようにしています・・・。
さて、今日から金曜日まで3日間、今週28日(土)公開のサバイバル・エンターテインメント「東京島」のオフィシャルインタビューをお送りします!
第1回目は、清子役の木村多江さんです!初主演作『ぐるりのこと。』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞ほか主要映画祭の多くの最優秀主演女優賞を受賞。近年も、『ゼロの焦点』、『沈まぬ太陽』など大作への出演が続き、幅広い演技に定評のある注目の女優さんです。
◇「東京島」Official interview Tae Kimura / kiyoko ◇
「本当の美しさは、見た目ではなく、その中にあるもっと大きなもの」
★木村多江 PROFILE★
1971年、東京都生まれ。舞台女優として活動後、97年に『MOROCCO』(97/和泉聖治監督)で映画デビュー。出演作に『踊る捜査線 THE MOVIE』(98)、『ワンダフルライフ』(99)、『花とアリス』(04)、『電車男』(05)、『大奥』(06)、『スターフィッシュ・ホテル』(07)、『怪談』(07)、『ぐるりのこと。』(08)、『ゼロの焦点』(09)、『沈まぬ太陽』(09)
Q.初めて脚本を読んだ時の、感想をお聞かせください。
あまりにも現実とかけ離れている設定でしたので、どう受け止めていいのかわかりませんでした。女性の話としてはとても面白いと思いましたが、これを自分でやるというのは想像がつきませんでしたね。
Q.今まで演じられた役柄とは全く違いますが、清子役を引き受けられた理由を教えてください。
なぜ、この役が私なんだろうということが、すごく知りたくなったんです。原作や脚本を読んでも、自分の今までのイメージとは全く違うキャラクターなので、私にオファーしてくださったのが、すごく不思議でした。でも、見たことのない世界を見てみたかったのと、直感的に「これは私がやる作品だ」と思ったんです。スタッフの方々とのご縁も あって、気持ちがどんどんこの映画に向いて行ったので、最終的にお引き受けしました。
Q.どんな役作りをされましたか。
いつもは撮影前に、役作りのプランが7割くらいは出来ているのですが、今回は想像がつきませんでした。撮影現場もどんな場所か、行ってみないと分からない。でも清子さんにどんな過去があったとしても、島では関係ないという自由さの方が大事だと思い、プランはほとんど立てませんでした。私たちは日常生活で、秩序に守られて固定概念の中で生きていますよね。それが無くなった時、どうなってしまうのか。最初の1週間くらいは、毎シーン毎シーン、これでいいのかなと悩みましたが、日に日に清子さんになっていって。そして、他の女性たちが島に来るあたりで、自分の感情が激しく動きました。役なのか自分なのか、よく分からない感情がブワッと湧いてきて。そのシーンに入るまでは、他の女の人が来たら清子さんはどう思うのか、全く想像できなかったのに、急に清子さんと一つになれたんですね。「私は清子だ。他の誰が来ても清子だ」と。清子さんを演じているとか、清子さんに近づこうとかいう感覚は完全に無くなったんです。
Q.ご自身が清子ならどうされると思いますか。
あそこまで素直に楽しめるかどうか、わからないです。すごくポジティブな人なので、開き直りも立ち直りも早い。普段の自分だと、何をするにも清子さんの何倍も時間がかかるでしょうね。でも、あの時の自分が味わった、美しくしないことの自由、着飾らないでいることの自由は大事にしたいです。たとえば女の人って、忙しくて自分にかける時間がなくて、自分が美しくないと思う時、すごく落ち込んだりするじゃないですか。でも本当は、一生懸命生きていることが、美しいんですよね。清子さんを演じて、本当の美しさって見た目のきれいさではなく、その中にあるもっと大きなものだということが、体感できました。
Q.撮影の合間に、福士誠治さんや山口龍人さんら共演者の方々と、本編にないシーンを演じられたそうですね。
現場に入って、いきなり二人のシーンをやろうと思っても、やっぱり難しい。現実的じゃない設定だからこそ、登場人物の関係性も見せて、リアリズムを強くしないと、見ている人が入りにくいんじゃないかと思いました。お互いの関係性の中で生まれる匂いみたいものが出てきてほしいと思ったので、それぞれの役者さんたちとエチュードをやりました。エチュードで演じたことが、実際に経験したことのように記憶として身体の中に残るんです。そうすると、ちょっとした台詞一つにしても、その記憶がお芝居に出てくるんですね。
Q.一番好きなシーンは、どのシーンですか。
どのシーンも思い入れがあって、選べません。ただ、最後のシーンを演じている時に、自分の中で起きた感覚が忘れられません。自分の中の島での記憶が、本当に自分が島で経験したかのように蘇ってきたんです。まるでアルバムをめくるように。豊かでちょっと切なくて、満ち足りた想いがあふれてきました。あれは初めての経験でしたね。
Q.観客の皆さまへのメッセージをお願いします。
女性はもちろん、男の人にも、自分の奥さんだったら、恋人だったらどうしようとドキドキしながら見てほしいです。男性でも女性でも、10代や20代の若い方でも、私より年上の方でも、大変な想いをしている人っていっぱいいると思いますが、この映画を見て、自分なりの自由とは何かを感じ取って頂けたらうれしいですね。皆さん、映画館を出た時に少しでも心が軽くなって帰って頂けたらいいなと思います。
助けの来ない無人島。男23人と、たった1人の女!
現代社会の縮図=<東京島>で、一体何が起こるのか!?
監督:篠崎誠 脚本:相沢友子
出演:木村多江 窪塚洋介 福士誠治 柄本佑 木村了 染谷将太
原作:桐野夏生(新潮社刊) 製作:「東京島」フィルムパートナーズ
特別協力:エルメス 配給:ギャガ (C)2010「東京島」フィルムパートナーズ








