「抱擁のかけら」 ★特集★  情熱的なスペインを体感し、  情熱的な愛を知る -第1回-

2010.02.02

■“現在と過去”■

2月6日(土)新宿ピカデリー、TOHOシネマズ六本木ヒルズ他全国ロードショー!

 LOS ABRAZOS ROTOS

 

抱擁の数だけ、愛が生まれ 抱擁の数だけ、愛が壊れ
それでも抱擁の記憶が、未来をくれた

 

『オール・アバウト・マイ・マザー』、『トーク・トゥ・ハー』、『ボルベール<帰郷>』の女性讃歌三部作で、世界中の女性たちのハートをつかんだスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督とペネロペ・クルスの名コンビで贈るラブストーリー。

 

生涯唯一の愛が崩壊し、人生までもが狂わされてしまう。しかし記憶の中で生き続けた愛がまた人生を再生してくれる。人は、何度挫折や破滅を繰り返しても、立ちあがることができる。痛みを知ったほうが、喜びも深くなる。そんな人生の素晴らしさをうたいあげる、アルモドバルの人生讃歌。

  
物語は、主人公ハリー・ケイン(マテオ・ブランコ)の現在と過去が頻繁に行き来するストーリー展開。
 
■■現在■■

2008年、マドリード。ある事件をきっかけに視力を失った盲目の脚本家ハリー・ケインは、名前も職業も変え、過去を封印することで耐え難い悲しみから逃れ生きていた。
  
すべての事情を知るエージェントのジュディット・ガルシアと、彼女の息子のディエゴの助けを借りて、ハリーは仕事も私生活も何不自由ない日々を送っている。
 
そんなある日、“ライ・X”と名乗る男が現れ、自分の監督作の脚本をハリーに依頼する。彼が望むのは、「父の記憶に復讐する息子の物語」。自分向きではないと断るハリーは、その男が誰かを思い出していた。記憶から抹殺した男、エルネスト・マルテルの息子だ。決別した過去が、ハリーを捕らえようとしていた・・・。

  
■■過去■■

14年前の1994年、マドリード。ハリーは、本名のマテオ・ブランコとして映画監督で活躍していた。

 

 
  
ある日、女優を夢見る美しい女性レナ(ペネロペ・クルス)と出逢いひと目で恋に落ちる。また、レナはマテオとの出逢いにより、何もする必要のない退屈な日々の中で、愛に目覚め、一度は諦めた女優になる夢を追いかける。しかし、レナには富と権力で彼女を支配するパトロンのエルネストがいた。

 

 
エルネストは、映画の出資を申し出てプロデューサーになり、息子のエルネストJr.を撮影現場に送り込む。Jr.はメイキングを撮るという建前でカメラを回すが、それは父の命令によるレナの監視のためだった。
 
強く激しい二人の愛・・・。

離れていくレナの心を、力で繋ぎ止めようとするエルネスト

二人の関係を嫉妬と羨望で見つめる、かつてマテオの恋人だったジュディット
 
父の望み以上に、執拗にレナを追いかけるJr.
 
それぞれの感情が渦巻くなか撮影は終了、レナはエルネストとの関係に終止符を打とうとし、マテオと共にカナリア諸島のランサロテ島へ逃避行を遂げる。

 


何度も何度も抱擁を重ね、死ぬ瞬間もこうして抱き合っていたいと願う二人。
 
しかし、マドリードでは裏切りと復讐が始まっていた。手始めは、マテオが中断した「謎の鞄と女たち」が完成したという広告、そしてプレミア上映での酷評記事。マテオが、状況を調べるために戻ろうとした前日、事件は起きた。欲望と裏切りが引き起こした事件・・・。

 


 
二人の愛を奪ったあの事故は、偶然だったのか、それとも罠か──? 
 
二人が滞在した部屋のごみ箱には、大量の写真が捨てられていた。抱き合うレナとマテオを一枚一枚、手で破って引き裂いた写真が……。

 

第2回へ続く


監督・脚本:ペドロ・アルモドバル     
出演:ペネロペ・クルス、ルイス・オマール、ブランカ・ポルティージョ
配給:松竹 (c)EL DESEO,D.A.,S.L.U.  M-2535-2009

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