●字幕翻訳者 戸田奈津子
+
●字幕翻訳家 菊地浩司
●字幕翻訳者 戸田奈津子 第2回 スターの意外な素顔
2007.04.29
K:スターの好きな食べ物って?
[スターは“スシ”に“コーラ”]
菊地:
スターの好きな食べ物って?
戸田:
みんな「すし」か「ステーキ(コーベ・ビーフ!)」が王道かな。だめなのが懐石料理。「なに?この味がないのは?」って。日本のデリケートな味は分からないみたい。スシが限度ね。
菊地:
お酒は?みんな飲むの?
戸田:
それが全然飲まないの! ハリウッドの人たちは特に。健康にお酒はよくない!という先入観でね。彼らはほら、「こう(一途、まっしぐら、というジェスチャーをして)」だから。ヨーロッパやオーストラリアの人たちは飲むのよー!
私はお酒がないとご飯がおいしくないタイプだから、一緒に飲んでくれる方がいるとすごく嬉しい。
菊地:
飲まない人はどうするの?
戸田:
水かコーラ。トム(トム・クルーズ)なんて、お寿司食べながらコカ・コーラ飲むのよ! 本当信じられない! 見てるだけで気持ち悪い…。
菊地:
そうか、それじゃあ戸田さんも飲めないね。
戸田:
いえいえ、私は気にせず飲むわよ♪
[ルーカスはSONY好き!?]
菊地:
スターからのプレゼントは?
戸田:
いろいろあるけど…、例えば、トムが「MI:3」で来日した時にもらったコレ(ゴールドのプラダの財布)。トムはいろんなものをくれたんだけど、それにつく金属の名刺がユニークでステキでしょ?
あとは、コレ(デジカメ)とか。私が機械に弱いのを知って、ジョージ・ルーカスがくれたのよ。すごい! どこの? っていったら、SONYだったの(笑)。あとジョージがくれた一品物が素敵よ。扇子なんだけど、直筆のメッセージが入ってるの。↓
「FOR TODA THE REAL YODA」すごいでしょー!ルーカスといえば「地獄の黙示録」の時にフランシス・コッポラ邸で初対面。シャイな青年でした。
菊地:
そりゃ、すごい!!
戸田:
だから、この前のアカデミー賞でコッポラ(フランシス・F・コッポラ)、ルーカス(ジョージ・ルーカス)、、スコセッシ(マーティン・スコセッシ)、スピルバーグ(スティーブン・スピルバーグ)って、4人が並んだ時、なんだか感無量だった。あの映画青年たちが、こんなに貫禄のある巨匠になったんだって…。
菊地:
昔といえば、小森のおばちゃまを思いだすね。
戸田:
あの方は偉いと思う。英語が話せなかったけど、60歳過ぎても、私が隣にいる時は、「今のはどういうこと?」って英語を私にお聞きになる。それでどんどんうまくなって。英語はNever to lateなのよ、本当に。
菊地:
今は戸田さんが小森のおばちゃまだね。
戸田:
私は全然キャラが違うわよっ!(笑)
[お寿司は亀戸!]
菊地:
オフがないほど忙しいけど、趣味とかは?
戸田:
旅行はすぐ行っちゃうわね。それこそ間隙をぬって。あと、観劇のためになるべく時間をとってNYに行ってる。
菊地:
戸田さんて、日本でも食べ歩きするの? この前も香港に行ったって言ってたけど…
戸田:
やっぱり東京が何でもあって一番かな。噂を聞けば亀戸までお寿司とかも食べに行くわよ。
菊地:
亀戸!?
戸田:
おいしい所があるのよ。今度行きましょ! おいしい所で思い出したけど六本木ヒルズのロブションのお店。あそこもいいよね。バー感覚で独りで行けるのがうれしい。
菊地:
好き嫌いとかないんだっけ?
戸田:
何でも好きよ!あ、でも牛乳だけはだめ。白濁した液体がどうも苦手ね。
[だまされた!?]
菊地:
じゃぁ、戸田さんのパワーの源は食べることかな。
戸田:
そうね、食べてよく寝る! 私は本当によく寝るの。最低7時間は寝るわね。徹夜なんて生涯したことがない。睡眠時間が短いと次の日能率が下がるしね。
菊地:
確かに、寝不足だと能率下がるよね。いやーでも戸田さんは1日(字幕)700枚やる(翻訳する)っていうから…。
戸田:
何言ってるの! そんなのムリよ!
菊地:
ええっ! 「戸田さんは1日700枚翻訳されますよ! あんたはダメね」って怒られてたのに…。だまされてたのか…。
( 第3回に続く )









